ぷよぷよには「階段積み」「鉤積み」のように規則的な連鎖が並んだ定形連鎖と呼ばれるものとは別に、不定形連鎖と呼ばれるものがあります。
(定形・不定形の定義は個人で異なります。ここでは階段・鉤=定形とします。)
ぷよぷよで強くなるのに定形連鎖だけでは限界があります。
なぜかというと、常にきれいなフィールドで連鎖を組めるわけではないからです。
例えば、以下のような状況が挙げられます。
- おじゃまぷよが降った後のぐちゃぐちゃのフィールド
- 一度連鎖を打った後のフィールド
- 置きミスをしてしまった時のフィールド
このような状況でも柔軟に組めるようにするには、不定形連鎖を覚えていくほかありません。
この記事では不定形連鎖の基本ともいえる連鎖形について、個人的に「これは覚えておくといいよ!」と思うものを紹介していきます。
※連鎖形は無数にあるため、厳選して紹介します。(選択肢が多すぎるとどれから覚えるべきか迷うかもしれないので・・・)
前提:4連結にこだわるのをやめると自由度・柔軟性UP!
これは不定形連鎖に限ったことではありませんが、4連結の連鎖にこだわる必要はありません。
大連鎖を狙うなら4連結でフィールドを最小限に抑えるに越したことはありませんが、対戦となると話は変わってきます。
他の記事でも書きましたがぷよぷよ対戦はスピード命です!
早く組むためには、4連結という縛りプレイよりも、連結数にこだわらず自由に組める柔軟なプレイを心がけるべきです。
例①
鉤の折り返しは5連結の方が良いこともある。
例②
連鎖尾を入れるために4連結以上にした方が良いこともある。
連結数にこだわらなければ、連鎖を組む柔軟性もUPします。
オススメ不定形土台
対戦で使えるオススメ不定形連鎖を紹介していきます。
ここでは以下の連鎖形を紹介します。
- L字土台(だぁ積み)
- フキゲンGTR
- サブマリン
- 弥生時代
- くま積み
ちなみに上記の連鎖形は、主に中上級者の試合でよくみられる連鎖形です。
L字土台(だぁ積み)
下図のようにL字を並べた形が特徴です。
非常に汎用性に優れており、使い勝手の良さはGTRにも引けを取りません。
ツモ次第でどちらからでも折り返せます。
例えばこんな感じで伸ばしていきます。
連鎖尾は雪崩を入れるのが定番です。
使いやすさはGTRにも引けを取らないほどです!
フキゲンGTR
下図のように端から1列離れて組んだGTRの亜種のことを言います。
土台といって良いのか分かりませんが、GTRや(後で説明する)新GTRを組むのに慣れていれば、比較的組みやすいのでおススメです。
折り返しのところが1段凹んでいるので、若干折り返ししづらいかもしれませんが、慣れればそれほど苦戦せず折り返せると思います。
(少なくとも階段積み、鉤積みよりかは折り返しやすい)
例えばこんな感じで伸ばしてていきます。
折り返し部分をキレイに組めれば、連鎖を伸ばしやすい形(大連鎖を狙える強い形)になります。
フキゲンGTRを組む感覚は新GTRに近いので、この二つをセットで覚えることをオススメします。
サブマリン
下図のように、連鎖の流れが一度一段目に潜り込む様子からサブマリンと呼ばれます。
第1土台が低いので以下のような特長があります。
- カウンター(特にホーリーカウンター)と相性がいい
- 第2~3土台をゆったり組める
- 中盤戦(第1折り返し完成後の小競り合い)がしやすい
特に、ホーリーカウンターとセットで覚えることをオススメします。
弥生時代
下図のように、同じ色のぷよを横に3個連結させたものを並べたような形は弥生時代と呼ばれます。
(弥生時代に穀物を蓄えるための倉として用いられた高床式倉庫のイメージが由来)
土台が低く、平らであるため安定感があるイメージ。
弥生時代は以下のようなメリットが挙げられます。
- 中盤戦に早く移行できる
- 第1折り返し以降が安定して組みやすい
- 臨機応変に2連鎖ダブル等が作りやすい
例えば連鎖の伸ばし方はこんな感じ・・・
くま積み
この形から以下のように派生させていきます。
特に左図においては、つなぎ方が2パターンありますので、ツモに合わせて臨機応変な対応が可能です。
例えば連鎖の伸ばし方はこんな感じ・・・
オススメ不定形折り返し
折り返し部分で使えるオススメ不定形連鎖を紹介していきます。
ここでは以下の連鎖形を紹介します。
- GTR
- 新GTR
- 男色積み
- 底上げ男色
- 座布団L字
ちなみに上記の連鎖形は、主に中上級者の試合でよくみられる連鎖形です。
GTR
ぷよらーに一番人気ともいえる連鎖形がこのGTRです。
まだ覚えていない方は、これだけは絶対に覚えましょう!
というほど万能な連鎖形です。
GTRについては別の記事でまとめましたので、こちらをご覧ください。
新GTR
GTRの折り返し部分が1列中央まで伸びた形を新GTRと呼びます。
感覚的には上記のフキゲンGTRと似ています。
新GTRでは以下のようなメリットがあります。
- 折り返しの自由度が高い
- リバーシブルを組める
GTRと異なり折り返しは色々なかたちで組めます。
リバーシブルを組むなら、例えばこういう感じです。
左図では新GTRとGTRのどちらでも連鎖を伸ばせる形になっています。
左図は、上記の弥生時代を組み込んで左折りから右折りにチェンジした形です。
男色積み
他の連鎖より若干難しいですが、コンパクトにまとまった良い折り返し形です。
GTR等と同様、第2、第3折り返しでも使える連鎖形ですので意外と役立つ場面の多い連鎖形です。
連鎖の伸ばし方はこんな感じ・・・
ツモがイマイチならL字土台に切り替えるのもアリ。
底上げ男色
下図のように、男色積みを1段高くした形です。
基本は上記の男色積みと同様です。
くま積みから発展させることが可能!
また、底上げ男色はフキゲンGTRと相性が良いです。
座布団L字
下図のようにL字+座布団の組み合わせによる折り返しが座布団L字です。
感覚的にはGTRと似ています。
サブマリンにつなげるのがオススメ!
後折りする場合、ツモに合わせてGTRで組むか?座布団L字で組むか?を選べるようになるため柔軟性がUPします。
不定形連鎖からオリジナルな自由形連鎖へ!
上記で紹介してきた一般的な不定形連鎖をさらに独自性を持たせたオリジナル連鎖へと派生させることで、さらに柔軟性を持たせることができます。
ぷよ1個置く場所を変えるだけで、連鎖の構築の流れは大きく変わってきます。
定形を崩して、さらには上記のような不定形を崩して、完全オリジナルな連鎖をつくるのも乙なものでしょう!
試合で見慣れない連鎖のつなぎ方を見せるとギャラリーも盛り上がります!
(一方で実況する方は泣きます 笑)
オリジナルな連鎖は凝視(対戦中に相手のフィールドを把握するテク)でもわかりづらいので、オリジナルの形かつ安定して連鎖が組めると最強だと思います!
自分なりに新しい連鎖形を考えるという点も、ぷよぷよというゲームの醍醐味だと思います。
まとめ
今回紹介した不定形連鎖は、対戦で使いやすいオススメの連鎖形ということで厳選して紹介しました。
(他にもいろいろ不定形連鎖はありますので、興味のある方はネットで調べてみてください。)
柔軟に、スピーディに連鎖を組むなら、ここで紹介した連鎖形(以下)をある程度組めるようにしておきたいところです。
不定形土台
- L字土台(だぁ積み)
- フキゲンGTR
- サブマリン
- 弥生時代
- くま積み
不定形折り返し
- GTR
- 新GTR
- 男色積み
- 底上げ男色
- 座布団L字
中上級者の試合を見ていると、型にはまらない名もなき連鎖形がたくさん出てきます。
しかし、発想元をたどっていくとほとんどが階段や鉤などの定形連鎖や本記事で紹介した不定形連鎖のテクニックにつながります。
つまり、結局は基本が大事ってことです!
まずは上記のような不定形連鎖を(ほぼ)無意識で組めるように練習して試合でもバンバン使っていけるようにしましょう!
練習と実践の繰り返しにより、いずれ無意識に近い状態で組めるようになるでしょう。(僕はそんな感じでした)
そのレベルまで到達すると、どんな状況でもアドリブで(感覚で)連鎖が組めるようになるハズです!
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