以前の記事でGTRの基礎的な部分を書きましたので、基礎については以下の記事をご覧ください。
GTRの便利さに気づき、今後GTRを多用していくぷよらーの方へ、GTRを使ったオススメな連鎖形を紹介していこうと思います。
この記事では応用に関する説明が多いので、あくまでGTRの基礎ができた方向けの記事です。
しかし、本内容を理解し、GTRテクを磨くことで、かなりレベルアップできると思います!
(練習次第であっさり10連鎖以上は組めるようになるハズ!できなかったらごめんなさい!)
GTRを使った連鎖の大まかな構造
GTRを使った時の、大まかな連鎖の構造についてパターン別に記載します。
(このパターンに入らない連鎖もありますが、ほとんどの連鎖がこの3パターンのどれかに入ると思います。)
ちなみにどのタイプが一番強いとかはありません!
あくまで、自分が一番使いこなせる形が強いので!
伸ばし重視型
連鎖尾を入れていないため、低い段で折り返しを作成できる構造になっています。
例として3パターン挙げます。(すべて12連鎖想定)
連鎖の消え方については下記リンク先で確認してください。
伸ばしを重視した場合の連鎖構造を言葉で表現するとこんな感じです。
連鎖尾重視型
連鎖尾を多めに(3連鎖以上)入れているため折り返しは1か所(良くて2か所)程度になります。
土台以外は横に伸ばすより、上側に伸ばすところがメインになります。
例として3パターン挙げます。(すべて12連鎖想定)
連鎖の消え方については下記リンク先で確認してください。
連鎖尾は一度崩してしまうと修復不能になりやすいので、連鎖尾多めの土台は組み方に注意が必要です。(中盤戦、催促・副砲を作りにくい)
連鎖尾を重視した場合の連鎖構造を言葉で表現するとこんな感じです。
伸ばし・連鎖尾バランス型
連鎖尾を1,2連鎖分入れつつ、折り返しは2か所(良くて3か所)程度になります。
伸ばしエリアも確保しつつ、連鎖尾エリアもあるため、例え連鎖尾エリアが崩壊しても、伸ばしエリアで連鎖数を増やすことができます。
例として3パターン挙げます。(すべて12連鎖想定)
連鎖の消え方については下記リンク先で確認してください。
伸ばし・連鎖尾バランス型の連鎖構造を言葉で表現するとこんな感じです。
GTRを使った土台+連鎖尾
GTRを使った土台についてテーマ別で解説していきます。
ついでにサクっと入れられる連鎖尾を組み込んだパターンも少しだけ紹介しています。
個人的にイマイチな連鎖を「×」、オススメな連鎖を「〇」としています。
定形土台+連鎖尾
GTRに定型(階段積み、かぎ積み)を組み込んだ形になります。
階段型
連鎖尾を少し入れるなら雪崩、多めに入れるなら潜り込みがオススメです。
かぎ型
連鎖尾を入れるなら雪崩がオススメです。
斎藤スペシャル風に連鎖尾を入れるのは、正直ちょっとむずかしい・・・。
個人的な見解
定形型は組みなれている分、組みやすいですが、連鎖尾を組み込みにくいので、正直あまりオススメしません。
個人的には、次の不定形土台を覚えていってほしいと思います。
不定形土台+連鎖尾
ここでは、主に以下の3通りの置き方について考えます。
結論から言うと、難易度は高めですが連鎖尾をサクっと入れやすく、オススメです!
黄色ぷよの置き方がポイントです!
不定形土台A
アステカをはじめ、潜り込み、雪崩の連鎖尾へとつなぐのがベター。
不定形土台B
中・上級者の試合では良く見る形で、特に雪崩は同色4個のぷよを積み重ねていくだけで、連鎖尾になるので扱いやすい。
特に「くま積み」タイプは使い勝手が良いので、手始めに覚えることをおススメします。
例①
例②
例③
一番右の連鎖(デアリス)の消え方は以下リンク先で確認してください。
※くま積み
有名ぷよらーのくまちょむさんが良く使っていたことが由来。オススメ!
※デアリス
3列潜り込み連鎖尾の代表的な形だが、かなり難しいので多く組み込もうとすると混乱しやすい。(しかも、一度崩壊すると修復は困難!)
したがって、全部組み込もうとせず、一部だけ導入する形がオススメ。(図中のデアリスは入れすぎ!)
不定形土台C
黄色が4列分横並びに消えるので、幅広いつなぎ方が可能です。
黄色以降のつなぎ方は、上記の不定形土台Bの感覚と似ています。
例①
例②
例③
また、1段目の色がばらけている場合、黄色以外の3色を連鎖尾側に組み込めるので、効率よくツモをさばきやすいというメリットがあります。
折り返しから一番奥側から連鎖をつなげば、「めくり」(後ろから戻ってくるような連鎖のこと)を作りやすいので、狙ってみると面白いです。
個人的な見解
不定形土台を3種類紹介しました。
正直どれもむずかしいですが、実戦向けでオススメの形ですので、組めるようにしておくと、対戦でも必ず役に立つハズです!
お気づきかもしれませんが、連鎖尾は雪崩、潜り込みが使われることが多いです。
特にGTRの大連鎖では連鎖尾も活用するので、3列使った連鎖尾が良く見られます。
(上記で紹介した連鎖尾のほとんどが4~6列目を使用した3列連鎖尾)
単純に連鎖尾を多めに組み込む場合は、私も3列連鎖尾をオススメします。
(もちろん目的が違えば、オススメの形も違ってきますが・・・)
3列連鎖尾のメリットとしては2列連鎖尾等と比べて、高く積み上げなくても良く、その分上の段のスペースがゆったりとしており、第2折り返しを作りやすくなるというメリットがあります。
また、連鎖尾に困ったら雪崩がオススメ!
雪崩は、基本同じ色のぷよを4つ上に積み重ねているだけなので、連鎖尾が壊れても、すぐに修復しやすいというメリットがあります。
折り返し以降の伸ばし方
折り返し以降の伸ばし方について、上記でも記載した以下3パターンに分けて紹介していきます。
- 伸ばし重視型
- 連鎖尾重視型
- 伸ばし・連鎖尾重視型
ちなみに、どのパターンにも言えることですが、伸ばしのほとんどは、はさみこみ連鎖を応用したものになります。
伸ばし重視型
伸ばし重視型の構造についてはこちらで既に説明しました。
土台例として以下を参考に解説していきます。
連鎖尾を入れない代わりに、効率よく上側へ伸ばしていく必要があります。
低い高さで折り返しできるので、天井からのプレッシャーが低い状態で組めることがメリットです。
第2折り返しまで
オススメな伸ばし方の例を3つ挙げます。
連鎖尾を入れていない分、第2折り返しは画面の大体半分くらいの高さで組めると良いでしょう。
特に、「だぁ積み」は初級者~上級者まで多用する人気土台ですので、覚えていない方はこれを機に覚えておくことをオススメします。(GTR並に使いやすい!)
ちなみに、折り返し部分の列を高めに組むと第3折り返しが組みづらくなることを覚えておきましょう。
第3折り返しまで
上記の例①~③をさらに伸ばした形を紹介します。(すべて15連鎖)
ここまでキレイに伸ばすことができたら、連鎖力は上級者レベルです。
例③に至っては、第1折り返しで背を低くしているおかげで、第4折り返しを組んでもよさそうな形です。
(どこの折り返しでも、GTRを作れると折り返しやすい!)
連鎖の消え方は以下リンク先で確認してください。
例①
例②
例③
連鎖尾重視型
連鎖尾重視型の構造についてはこちらで既に説明しました。
土台例として以下を参考に解説していきます。
連鎖尾を多く組み込むと上に伸ばすエリアが狭くなります。
こういう場合は、多重折り、座布団、カウンターを組んでいくのがベターです。
連鎖の消え方は以下リンク先で確認してください。
多重折り
座布団
カウンター(ちなみに図のような形をホーリーカウンターと呼びます。)
伸ばし・連鎖尾重視型
伸ばし重視型と連鎖尾重視型で紹介した伸ばし方を両方織り交ぜたような組み方で伸ばすと良いです。
土台例として以下を参考に解説していきます。
伸ばし方の基礎は変わりません。
連鎖尾を組み込んだことにより、画面上部(図でいえば4~6列目)がせまくなっています。
そのため、大連鎖(13連鎖以上くらい)を狙うにしても第2折り返しを組むのが関の山でしょう。
連鎖の伸ばし方について以下のステップで説明していきます。
- 連鎖尾の高さまで伸ばす
- 横に伸ばす
- 第2折り返しを作る
連鎖尾の高さまで伸ばす
まずは、折り返し側の高さを連鎖尾側の高さに合わせこむように組んでいきます。
オススメな例として3つ挙げます。
座布団、はさみこみ、クッション等のテクニックを使って上側に伸ばしていきます。(下図にはないが、上記で説明した多重折りも有効)
横に伸ばす
横への伸ばし方の例を以下に3パターン挙げます。
次のステップで第2折り返しを作ることを考えると、あまり高く積まず、真横に伸ばしていくのがベターです。(高く積むと相手の2連鎖程度で窒息するリスクが高くなります)
特に第2折り返しに使うスペースにはゴミぷよを置かないように心がけましょう!
第2折り返しを作る
第2折り返しの例を以下に3パターン挙げます。(例①~③すべて15連鎖)
※連鎖の消え方は以下リンク先で確認してください。
例①
例②
例③
当然ながらこのステップが一番むずかしいです!
理由は単純に上側のスペースがないからです。
ゴミぷよを消しながら、無駄なく組む力が求められます。(あと運も!)
説明に使っている図はゴミぷよが1個もない場合の組み方ですから、通常組む時にはさらにスペースがせまくなっています。(それこそ13段目の窒息寸前レベルくらいまで!)
もし、ここまでサラッと組めるようであれば、上級者~プロレベルといえるでしょう!
(正直私も毎回安定して組むことはできません。なので日々とこぷよで練習です!)
まとめ
GTRは今やぷよぷよで一番ともいえる人気のテクニックといえるでしょう!
GTRの土台や伸ばし方については数えきれないほどたくさんの形があります。
この記事では、そのほんの一部について紹介・説明しました。
以下に簡単にまとめます。
- 伸ばし重視型、連鎖尾重視型、バランス型、自分の得意な形を組もう!
- 土台は定形だけでなく、不定形も覚えると柔軟に組める!
- 連鎖尾は3列連鎖尾(雪崩、潜り込み等)がオススメ!
- 折り返しより上に連鎖を伸ばすときは、はさみこみを多用しよう!
- 上方向へ伸ばすときは、多重折り、座布団、カウンターがオススメ!
GTRは便利でついつい多用してしまいがちです。
個人的に、たまには他の形も組めるように練習しておくことをオススメします。
なぜなら、第2~4折り返しは必ずしもGTRが組めるわけではないので、他の折り返しも習得しておくことで、より柔軟に折り返せるからです。
(私も、遊びであえてGTRを使わない縛りプレイをよくやってます 笑)
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